営業リスト作成ツールおすすめ9選|無料プラン・料金・取れる項目を比較
営業リスト作成ツールは、「公開サイトから収集する型」「企業データベース型」「完成リスト買い切り型」「高機能な法人DB・インテント型」の4つに分かれます。 毎月まとまった件数を使うなら月額制、たまに少量だけ使うなら従量課金、部署や人物まで知りたいなら高機能型が向いています。
BIZMAPS・Musubu・SalesNow・ListGene・リスト王国・ユーソナー・Sales Markerと、当サイトを運営する株式会社フェイスフルのUrizo(ウリゾウ)・UrizoEXの9つを取り上げました。無料プラン・料金・取れる項目で比べています(SalesNowは本体と、1件ずつ買える「SalesNow Lite」を分けて載せています)。料金と機能は、2026年11月4日に各社の公式サイトで確認した内容です。変わることがあるので、申し込む前に各社のサイトで確かめてください。
無料版で1,500件まで実際に収集して、自社の条件で何件集まるかを確かめられます
営業リスト作成ツールの仕組みと4つのタイプ
営業リスト作成ツールは、業種や地域などの条件を指定すると、企業名・住所・電話番号などをまとめた一覧を作ってくれるサービスです。データの出どころで4つのタイプに分かれます。 手作業で検索サイトを1件ずつ開いて企業をリストアップして転記すると、100件集めるだけでも数時間かかることがあります。ツールで営業リストを自動作成すれば、条件を決めてから短い時間で数千件の一覧をExcelやCSVで受け取れます。情報収集にかかっていた時間は、架電や提案の準備などの営業活動に回せます。
| タイプ | データの出どころ | 料金の形 | 主なツール |
|---|---|---|---|
| 公開サイトから収集する型 | インターネット上に公開されている企業情報のうち、ツールが対応するサイトの掲載情報 | 月額制 | Urizo |
| 企業データベース型 | 運営会社が集めて整えた企業データベース | 月額制または1件ごとの従量課金 | BIZMAPS・SalesNow Lite・ListGene・UrizoEX |
| 完成リスト買い切り型 | 業種別などにまとめられた既製のリスト | リストごとの買い切り | リスト王国 |
| 高機能な法人DB・インテント型 | 企業データに部署・人物・採用・Web行動などを加えたもの | 年間契約・見積もりが中心 | Musubu・SalesNow・ユーソナー・Sales Marker |
「インテント」とは、企業が今どんなことに関心を持っていそうかを、検索やWebの閲覧の傾向から推し量ったデータのことです。テレアポやFAXDMの宛先を集めるだけなら、表の上から3つのタイプで足ります。営業担当者が少数の大手企業を深く攻めるなら、高機能型が候補に入ります。
名簿業者から買うか、ツールで集めるかで迷っている段階なら、先に 名簿業者・企業リストツールの選び方|失敗しないチェックポイント で、取得経緯や更新頻度など選ぶときの基準を確認しておくと、この記事の比較表を読み解きやすくなります。
主な営業リスト作成ツール9つの比較表
無料で試せる範囲は「30日間で100件」「1週間で1,500件」「閲覧のみ無料」などツールごとにまったく違います。有料料金は、1件3円の従量課金から、月額16万〜20万円の長期契約まで幅があります。 下の表は、2026年11月4日に各社の公式サイトで確認した内容をまとめたものです。各社が公表している収録件数は、数え方(企業単位か拠点単位か)がそろっていないため、表には載せていません。
| ツール | 無料で使える範囲 | 有料料金の例 | 取れる主な項目 |
|---|---|---|---|
| Urizo | 1週間で1,500件(各サイト50件まで) | 月額9,900円(3サイト・5,000件)〜44,000円(30サイト・50,000件)、税込。初期費用5,500円 | 会社名・業種・郵便番号・住所・電話。FAX・メール・URL・問い合わせフォームURLは、掲載サイトに載っているか増強機能で見つかった企業のみ。代表者名・従業員数・資本金・売上高は一部のサイトのみ |
| UrizoEX | 無料登録で500件まで(期間限定。通常は10件) | 月額1,100円(50件)〜66,000円(10,000件)、税込。1件あたり3.3円〜 | 会社名・法人番号・住所・電話・URL。資本金・売上・設立日などは月33,000円の追加オプション、FAX・メールは最上位プランのみ |
| BIZMAPS | 登録から30日間で100件まで | 個別購入は100件5,000円〜。定額プランは月3,000件で月額15,800円〜(12か月契約) | 住所・電話・メール・URL・代表者名・売上高・従業員数など |
| ListGene | 検索・閲覧は無料(AI検索は1日50回まで) | 1件3円。月額費用なし | 電話・FAX・メール・代表者名・問い合わせフォームURLなど(保有する企業のみ) |
| SalesNow Lite | 検索・絞り込み・件数の確認は無料 | 1件55円(税込)、100件から。月額費用なし | 代表者名・代表電話・FAX・代表メール・URL・問い合わせフォーム・設立年月日・資本金・売上・従業員数など(30項目以上) |
| リスト王国 | 無料サンプルあり | リストごとの買い切り(例: EC出店者リスト12,000円〜) | 電話が中心。メール・FAXはリストによって異なる |
| Musubu | 30日間の無料トライアル | 6か月プランで月額20万円、12か月プランで月額16万円(税別) | 企業情報に加え、キーマン情報・求人やニュースから見たニーズ |
| SalesNow | 5日間のトライアル | 見積もり(初期費用と年間契約の月額) | 業種・従業員数・売上・部署・人物・求人・ニュースなど |
| ユーソナー | 営業リストの無料プランは公式サイトで確認できず(デモ・資料請求の案内あり) | 見積もり | 拠点単位の企業データ・資本系列・Web行動から見た興味の兆候 |
| Sales Marker | 公式サイトでは無料デモのみ確認 | 見積もり | 部署名・直通電話・住所・検索行動から見たニーズ |
表の「取れる項目」は、その項目を持っている企業があるという意味で、全件にそろっているわけではありません。ListGeneの公式サイトにも「電話番号保有企業」のように、その項目を持つ企業だけが対象という注記があります。FAXDMやメール営業で使うなら、表の項目欄よりも、実際にダウンロードしたデータで何割の企業に入っているかを見て判断します。
Urizoとほかのツールの違いを機能ごとに知りたい方は Urizoの機能・特徴(他ツールとの違い) もご覧ください。
ツールごとの特徴と向いている会社
同じ「営業リスト作成ツール」でも、得意なことは大きく違います。料金の安さだけでなく、自社の営業手法で使う項目が取れるか、狙う業種・地域で絞り込めるか、どのくらいの頻度で集め直すかで選びます。 ここでは、公式サイトで確認できた特徴と、合いにくいケースをツールごとに書きます。当社のUrizo・UrizoEXについても、合いにくいケースを書いています。
Urizo:公開サイトから必要なときに集める
インターネット上に公開されている30の対応サイトから、業種と地域を指定して企業情報を集めるツールです。集めるたびにその時点の掲載情報を取得し、複数のサイトに載っている同じ会社は1件にまとめます。掲載サイトに載っていないFAX番号やメールアドレスを、インターネット上で見つかったものから付け足す「増強機能」もあります。テレアポ・FAXDM・郵送DMで、毎月まとまった件数を使う会社に向いています。
使えるサイトはコースで変わります(税込、2026年11月時点)。ベーシック(月額9,900円・月5,000件)は3サイト、スタンダード(月額15,400円)は7サイト、プレミアム(月額23,100円)は16サイト、スーパープレミアム(月額44,000円・月50,000件)は30サイトすべてです。対応サイトの一覧は料金ページで確認できます。無料版は30サイトすべてから各50件まで試せるので、自社の業種で何件集まるかを確かめてからコースを選べます。
一方、対応サイトに載っていない企業は集められません。売上高・従業員数・資本金のような規模の項目は、載っているサイトが一部に限られるため、多くの企業では空欄になります。部署名や担当者の直通番号が必要な営業にも合いません。Windows専用のデスクトップツールなので、Macをお使いの場合はクラウド型のUrizoEXが選択肢になります。
UrizoEX:整った企業データベースから抽出する
法人番号公表サイトに載っている企業のうち、電話番号が分かる会社をデータベースにしたクラウドサービスです。業種と地域で絞り込み、会社名・法人番号・住所・電話番号・URLを出力できます。従業員数・資本金・売上・設立日などの追加情報は月33,000円(税込)のオプションで、FAX番号とメールアドレスが取れるのは最上位のスーパープレミアムプランだけです。料金は月額1,100円(50件)から66,000円(10,000件)の月額制で、1件あたりにすると3.3円からです(税込、2026年11月時点)。収集や項目の整形をしなくてよい反面、データベースに入っていない企業は出てきません。今の掲載情報を必要な分だけ集めたいならUrizo、法人番号と結び付いた企業データベースからすぐ抽出したいならUrizoEXが合います。
BIZMAPS:無料の100件で試しやすい企業データベース
公式サイトでは200万を超える企業データを持つとしており、住所・電話番号に加えて売上高・従業員数・代表者名・メールアドレス・URLなどを検索できます。独自のタグで業種や特徴を絞り込むこともできます。無料で使えるのは「登録から30日間で100件まで」で、毎月100件ずつ使えるわけではない点に注意が必要です。有料は、必要な分だけ買う個別購入(100件5,000円から)と、月3,000件で月額15,800円(12か月契約)からの定額プランがあります。
ListGene:月額なしで1件3円から買える
月額費用がかからず、ダウンロードした分だけ1件3円で払う従量課金のデータベースです。検索と閲覧は無料で、AIで似た企業を探す機能や、企業ごとにフォーム営業・テレアポ・メール・FAXのどれが向いているかを示す機能があります。数百件だけ必要なときや、毎月の件数が読めない会社に合います。ダウンロード後は返金できないので、購入前に無料のサンプルCSVで項目の入り方を確かめておきます。
SalesNow・SalesNow Lite:無料で件数を確かめてから1件ずつ買う
SalesNowには、年間契約でSFAやCRMとの連携まで使う本体と、1件55円(税込)・100件から買える「SalesNow Lite」があります。Liteは検索・絞り込み・件数の確認までは無料で、代表者名・代表電話・FAX番号・代表メール・問い合わせフォームのほか、設立年月日・資本金・売上・従業員数など30以上の項目がCSVに入ります。1件の単価はほかの従量課金より高めですが、契約期間の縛りがありません。本体は部署・人物・求人・ニュースの情報も使えますが、料金は見積もりです。
リスト王国:業種別の完成リストを買い切りで買う
「建設業者」「EC出店者」のように、業種ごとにまとめられた完成リストを買い切りで購入するサービスです。月額費用はかからず、会員登録も不要で、CSVで受け取れます。ツールを操作する手間がない反面、条件を細かく変えて集め直すことはできません。取れる項目はリストによって違い、メールやFAXはオプション扱いのものもあります。料金はリストや件数によって変わるので、買う前に見積もりで総額を確かめてください。
Musubu:求人やニュースからニーズを探す
350以上の求人媒体やニュースの情報をもとに、採用や事業の動きを分析して「今ニーズがありそうな企業」を探せるデータベースです。キーマン情報や、AIで文面を作ってメール・フォームなどで送るアプローチ機能もあります。料金は6か月プランで月額20万円、12か月プランで月額16万円(税別)で、アプローチ機能やSalesforce連携は別料金です。営業組織があり、リスト作成からアプローチまでを一元管理したい会社向けです。
ユーソナー・Sales Marker:大企業向けの高機能型
ユーソナーは、本社だけでなく支店・営業所などの拠点まで含めた企業データベースを持ち、資本系列や名寄せ、SFA・MAとの連携に強みがあります。Sales Markerは、企業の検索行動から関心の高いテーマを読み取る「インテント」を軸に、部署名や直通電話の情報も備えます。どちらも料金は見積もりで、営業リストの無料プランは公式サイトでは確認できませんでした(デモや資料請求の案内はあります)。部署単位で大手企業を攻める営業組織向けで、FAXDMや郵送DMの宛先をまとめて集めるだけなら、料金に見合いにくいでしょう。
目的別のおすすめ営業リスト作成ツール
迷ったら「毎月どのくらいの件数を使うか」と「連絡先だけで足りるか」の2つで絞ります。この2つが決まれば、料金の形とツールのタイプがおのずと絞られます。 下の図は、比較表の9ツールをこの2つの軸で分けたものです。
| こんな会社 | 候補になるツール | 理由 |
|---|---|---|
| 毎月数千件に架電やFAXDM・郵送DMを送る | Urizo・BIZMAPS(定額プラン) | 月額で件数上限まで使え、1件あたりの単価が下がる |
| 地域の店舗・事業所を業種でまとめて集めたい | Urizo | 業種と地域を指定して、対応サイトに載っている店舗・事業所を集められる(対応サイトの数はコースによる) |
| 売上高・従業員数・資本金など企業の規模も見て選びたい | BIZMAPS・SalesNow Lite・UrizoEX | 規模の項目が付く(BIZMAPSとSalesNow Liteは標準で、UrizoEXは月33,000円の追加オプション) |
| 数百件だけ、たまに必要 | ListGene・SalesNow Lite | 月額なしで、使った分だけ払える |
| 一度だけ、ある業種のリストをまとめて手に入れたい | リスト王国 | 完成リストを買い切りで受け取れる |
| 大手企業の部署やキーマンに当たりたい | Musubu・SalesNow・ユーソナー・Sales Marker | 部署・人物・ニーズの兆候で絞り込める |
例えば、関東の歯科医院に毎月2,000件ずつFAXDMを送る会社なら、店舗・事業所を業種と地域で集められる月額制のツールが合います。反対に、年に数回、展示会の前に200件だけ製造業の企業を集める会社なら、月額制を契約するより、従量課金のツールで200件を買うほうが総額は安く済みます。
ツールの操作もリストの整理も社内でする時間がない場合は、ツールを選ぶより作成そのものを任せる方法もあります。Urizoでは、業種・地域などの条件を伺って法人の営業リストを作る テレアポリスト作成サービス も行っています。架電まで任せたい場合は、同じページからテレアポ営業代行も選べます。
無料プランで比べるときの4つの確認点
無料プランは「件数」「期間」「取れる項目」「ダウンロードできるか」の4点で比べます。同じ「100件無料」でも、毎月使えるのか登録後1回きりなのかで、試せる範囲が変わります。 導入前の無料版で確かめたいのは、自社の条件で実際に営業先として使えるリストになるかどうかです。有料版に切り替えたあとで「欲しい項目が入っていなかった」と気づくと、契約期間の分だけ費用が無駄になります。
- 件数:自社の1回の営業で使う件数に対して、比べるのに足りるか(100件で傾向をつかめるか)
- 期間:30日・1週間など期限があるか。期限内に比べ終わるよう、先に条件を決めておく
- 項目:無料版でもFAX・メール・URLが取れるか。有料版と同じ項目か(コースやオプションで取れる項目が変わるツールもある)
- 出力:ExcelやCSVでダウンロードできるか。画面で見るだけなら、自社の名簿と照合できない
例えば「登録から30日間で100件」のツールと「1週間で1,500件」のツールを比べるなら、期間が短い後者から先に試し、同じ業種・地域の条件で前者の100件を取って比べます。閲覧だけ無料のツールは、画面の件数表示と項目の見本で、取れる項目を確かめます。
無料で使える公的な情報源(国税庁の 法人番号公表サイト など)や、ツールを使わずに集める方法は 営業リスト・企業リストを無料で作る方法 にまとめています。
料金は1件あたりの単価で比べる
料金は、月額の安さではなく「実際に使う件数で割った1件あたりの単価」で比べます。月額制は件数上限まで使うと割安ですが、使い切れない月が続くと従量課金より高くつきます。 下の表は、公式サイトの料金をもとに、1か月に使う件数ごとの1件あたりの単価を計算したものです(初期費用は含めていません。UrizoとSalesNow Liteは税込、BIZMAPSとListGeneは公式サイトの表記のままで、税込・税抜がそろっていない点にご注意ください)。
| プラン | 月1,000件使う場合 | 上限まで使う場合 |
|---|---|---|
| Urizo ベーシック(月額9,900円・3サイト・5,000件) | 約9.9円 | 約1.98円 |
| Urizo スーパープレミアム(月額44,000円・30サイト・50,000件) | 約44円 | 約0.88円 |
| BIZMAPS 定額3000(12か月契約、月額15,800円・3,000件) | 約15.8円 | 約5.3円 |
| ListGene(1件3円) | 3円 | 3円 |
| SalesNow Lite(1件55円) | 55円 | 55円 |
月に1,000件しか使わないなら、この表の中ではListGeneの従量課金が最も安くなります。月5,000件を毎月使うなら、Urizoのベーシックは1件あたり約2円です。単価だけでなく、取れる項目も違います。FAX番号付きのリストが欲しいのに、FAX番号を持たないデータベースを選ぶと、単価が安くても使えません。
名簿業者から買う場合の単価や、購入と収集ツールの費用の比べ方は 営業リストを購入する前に確認すべき7つのポイント で解説しています。
無料トライアルで2〜3社を比べる手順
候補を2〜3社に絞ったら、同じ条件で件数を比べ、同じ100件で項目の埋まり方を見て、最後に少数に実際に連絡します。この3段階で比べると、カタログの数字では分からない差が見えます。 下の図は、3つのステップと、それぞれで記録しておく数字をまとめたものです。
ステップ1. 同じ条件で件数を比べる
「東京都の歯科医院」「大阪府の建設業」のように、実際に営業したい業種と地域を1つ決め、各ツールで該当する件数を表示させます。公称の収録件数が大きいツールでも、自社の業種・地域では少ないことがあります。逆に、店舗や事業所の多い業種では、店舗・事業所の情報を集めるツールのほうが多く出ることもあります。
このとき、業種の分類はツールごとに違うので、なるべく近い分類を選び、どの分類を使ったかを記録しておきます。「歯科」「歯科医院」「歯医者」のように呼び方が違うだけで件数が大きく変わるため、条件のずれを件数の差と取り違えないようにします。
ステップ2. 同じ100件で項目の埋まり方を見る
各ツールから100件ずつダウンロードし、電話番号・FAX番号・メールアドレス・URLが何件に入っているかを数えます。Excelなら、列ごとに空欄でない件数を数える関数(COUNTA)で、数分で確かめられます。100件中のFAX番号が10件しかなければ、FAXDMに使えるのは1,000件集めても100件前後と見込めます。
- 電話番号の書式がそろっているか(ハイフンの有無、市外局番の有無)
- 同じ会社が2行以上入っていないか(本社と支店の扱いも見る)
- 業種の分類が自社のターゲットと合っているか
- 情報の取得日や更新日が分かるか
ステップ3. 少数に実際に連絡して確かめる
最後に、連絡先の精度を確かめます。項目がそろっていても、電話番号が使われていない、移転して郵便が戻ってくるといった古い情報が混ざっていれば、営業には使えません。各ツールのリストから30〜50件を選んで実際に架電や送付を行い、不通・宛先不明の件数を数えます。
ここで差が出るのは、データが更新される頻度です。購入時点で中身が固定されるリストは、時間がたつほど古くなります。集め直すたびに今の掲載情報を取れるツールや、更新頻度の高いデータベースは、その分だけ古い情報が混ざりにくくなります。不通が目立つようなら、オペレーターの稼働が削られるので、料金が安くても候補から外すことを考えましょう。
ツールで自動作成しても残る作業
ツールを使えば集める作業は自動になりますが、重複の整理・足りない項目の補完・接触履歴の管理は自社に残ります。どこまでツールに任せられるかも、比べる観点の1つです。 Urizoが収集した企業データ(2026年11月時点)では、掲載情報のうちFAX番号が載っていたのは約16%、メールアドレスは約7%です(掲載サイトによって1%未満から9割以上まで差があります)。電話番号は企業を見分けるために集めている項目なのですべてに入っていますが、FAXDMやメール営業に使える件数は、集めた件数よりかなり少なくなります。
手作業でもツールでも、使う前に、各サイトの利用規約を確かめてください。国税庁の 法人番号公表サイト や各省庁のオープンデータ、自社の顧客情報・名刺・展示会のデータも情報源になります(オープンデータは、データごとに利用条件を確かめてください)。情報源ごとの選び方は 営業リストの作り方4ステップ で解説しています。
- 重複:複数のサイトやツールから集めると、同じ会社が別の行に入る。同じ会社に二度電話して印象を悪くしないよう、電話番号などで重複を除く
- 足りない項目:FAXDMに使いたいのにFAX番号が空欄の企業が多い。FAX番号を付け足す機能(Urizoの増強機能など)を使うか、別の情報源で補う
- 接触履歴:出力したリストには、架電結果や送付日を書き足す欄がないことが多い。顧客管理にSFA・CRMを使わないなら、営業リストの管理表を別に用意してチームで共有する
- 法令の確認:メール営業は特定電子メール法の対象。公表されているアドレスへの送信(受信拒否の表示があるものを除く)などの例外を確かめてから送る
架電や送付の結果をリストに残しておけば、どの業界・地域で商談や成約につながったかを分析でき、次に集める条件を決められます。ツールを替えるかどうかも、この記録をもとに判断します。
特定電子メール法の概要は、総務省の 迷惑メール対策のページ で確認できます。
リストの管理に使う項目の並べ方は 営業リストのテンプレートを無料配布|必要項目とエクセルでの管理方法 で、メール営業の法律の確認点は 営業メールは違法?特定電子メール法の注意点とお問い合わせフォーム営業が選ばれる理由 で解説しています。生成AIで営業リストを作れるかを検証した結果は 営業リスト作成はAIでできる?20社の検証結果とプロンプト例 をご覧ください。
よくある質問
営業リスト作成ツールを選ぶときによくいただく質問のうち、無料版の使い方と名簿購入との違いなど4つにお答えします。
営業リスト作成ツールは無料だけで使い続けられますか?
継続して使うのは難しいと考えてください。無料の範囲は「30日間で100件」「1週間で1,500件」のように期間か件数が限られているものがほとんどで、無料版はツールを比べるためのものです。毎月の営業に使う件数が数百件を超えるなら、有料プランか従量課金を前提に検討してください。
ツールと名簿業者からの購入は何が違いますか?
ツールは条件を変えて何度でも集め直せ、取得元や取得日を自社で確かめやすいのが違いです。名簿の購入は、買った時点で中身が固定されます。名簿業者の合法性や、購入時に確認すべきことは 名簿業者とは|名簿屋の情報はどこから来るのか・違法になる場合と消去の求め方 で解説しています。
複数のツールを併用してもよいですか?
併用できます。例えば、店舗や事業所はUrizoで集め、売上高や従業員数で規模を見たい企業はデータベース型で抽出する、という使い分けです。ただし、同じ会社が両方のリストに入るので、電話番号などで重複を除いてから営業に使います。
BtoB以外(個人宛て)の営業にも使えますか?
この記事で紹介したツールは、いずれも法人・事業所の情報を扱うBtoB向けです。個人の名簿を作ったり買ったりする場合は、個人情報保護法の規制がかかります。Urizoも、個人名簿の作成や販売は行っていません。
まとめ
営業リスト作成ツールは、毎月使う件数と、連絡先だけで足りるかの2つで選びます。料金は1件あたりの単価に直し、無料トライアルで同じ条件の件数・項目・不通率を比べてから決めると失敗が減ります。 どのツールも、取れる項目は全件にそろうわけではないので、使いたい営業手法の項目が何割の企業に入っているかを確かめてください。
業種・地域を指定して、公開サイトから営業リストを集めたい方は、Urizoの無料版で1,500件まで実際に試せます。法人番号公表サイトをもとにした企業データベースから、業種・地域で絞り込んで抽出したい方は UrizoEX も選べます。