DM発送代行の費用相場と選び方|1通の内訳と自社発送との比較
DM発送代行の費用は、郵便料金と印刷・宛名印字などの作業費の合計です。郵便料金込みの料金を公開している例(Urizoの料金表)では、通常の納期のはがきDMで1通86〜122円ほどで、その大半は郵便料金(はがき85円)です。2,000通以上なら広告郵便の割引で郵便料金が下がるため、件数が多いほど1通あたりが安くなります。 300通程度なら、自社で印刷して送ったほうが安く済むこともあります。
「DM発送代行はいくらかかるのか」「自社で送るより安いのか」と迷っていませんか? ダイレクトメール(DM)の発送代行に頼める作業と1通の費用の内訳、郵便料金の割引、自社で送る場合との比べ方、代行会社の選び方をまとめました。郵便料金は日本郵便の公式ページで2026年11月4日に確かめた額です。
DM発送代行の意味と頼める作業
DM発送代行は、郵送DMの印刷・宛名印字・封入・郵便局への差出しを、まとめて外部の会社に任せるサービスです。デザインや宛名リストまで頼める会社もあります。 自社では、送る相手と内容を決めて、印刷データと宛名データを渡すだけで済みます。
頼める作業は会社によって違います。はがきなら「印刷+宛名印字+差出し」、封書なら「チラシの印刷+封筒への宛名印字+封入・封緘(封をする作業)+差出し」が基本です。どの作業を自社に残すかを下の表で決めておけば、各社の見積もりを同じ範囲で比べられます。
| 作業 | 中身 | 代行に頼めるか |
|---|---|---|
| 宛名リストの用意 | 送り先の会社名・住所・郵便番号をそろえる | 一部の会社がリストの提供や名寄せも引き受ける |
| デザイン・原稿 | はがきの表裏、チラシの原稿を作る | 別料金で受ける会社が多い |
| 印刷 | はがき・チラシ・封筒を刷る | ほぼすべての会社が受ける |
| 宛名印字 | 宛名データを印字するか、ラベルを貼る | ほぼすべての会社が受ける |
| 封入・封緘 | チラシを折り、封筒に入れて封をする | 封書に対応する会社が受ける |
| 区分・差出し | 郵便番号ごとに仕分けて郵便局に出す | ほぼすべての会社が受ける |
| 反応の集計 | 問い合わせ・注文の件数を数える | 自社で行うことが多い |
自社で残りやすいのは、送る相手を決めることと、反応を数えることです。郵送DMそのものの長所と短所は 郵送DMのメリット・デメリット で解説しています。
DM発送代行の費用相場と1通あたりの内訳
1通の費用は、郵便料金と作業費に分けて考えます。郵便料金込みの料金を公開している例(Urizoの料金表)では、通常の納期のはがきDMが1通86〜122円ほど、翌営業日発送などの急ぎのコースは少ない件数で150円前後で、このうち85円(割引前)が郵便料金です。封書は郵便料金が110円で、封入の作業もあるため、はがきより高くなります。 残りが印刷・宛名印字・封入などの作業費で、件数が増えるほど1通あたりは小さくなります。
1通あたりの費用は、次の4つの合計です。代行会社によって「印刷代込み」「郵便料金込み」など、どこまで含めた単価かが違うため、見積もりを比べるときは同じ範囲にそろえます。
| 費用 | 1通あたりの目安 | 金額が変わる条件 |
|---|---|---|
| 郵便料金 | はがき85円、定形封書110円(割引前) | 2,000通以上で広告郵便の割引が使える |
| 印刷 | 件数・紙の厚さ・カラーで変わる | 件数が多いほど安い。オフセット印刷は大量向き |
| 宛名印字・封入 | 封書は封入の分だけ高くなる | 封入物が増えると上がる。手作業の封入は高い |
| 発送作業・事務手数料 | 単価に含める会社と、1件ごとに取る会社がある | 特急・データの修正・予備の印刷は追加料金のことが多い |
公開されている料金の例を挙げます。ジャパンメールの料金表(税別。2026年11月4日に確認)では、定形の普通はがきが2,000部で1通74.80円〜、10,000部で66.80円〜です。この単価ははがきの郵便料金を下回るため、郵便料金が含まれるかは見積もりで確かめる必要があります。リスト作成ツールUrizo(ウリゾウ)の DM発送代行の料金表 では、はがきの通常コースが300通で1通121.9円、30,000通で86.2円で、郵便局への支払いもまとめて代行しています。どちらも件数が増えるほど単価が下がり、とくに数百通と数千通の差が大きく出ます。
表示の単価に郵便料金が含まれるかどうかは、会社によって違います。安く見える単価でも、郵便料金を別に請求する形なら、はがきで1通あたりおおむね68〜85円(3万通での広告郵便の割引後〜割引前。5万通以上の追加の割引ではさらに下がる)が上乗せされます。
DMの郵便料金と広告郵便の割引・ゆうメール
2024年10月の改定で、はがきは85円、定形郵便物は50g以内110円になりました。同じ内容の広告を2,000通以上まとめて出すと、広告郵便物の割引で、はがきは8%〜、封書は12%〜安くなります。 DMの費用の大半は郵便料金なので、割引の条件を知っておくと見積もりの差が読めます。
はがき・封書・定形外の基本料金
日本郵便の料金表(2026年11月4日に確認)では、通常はがきが85円、定形郵便物が50g以内で110円です。以前あった25g以内の区分はなくなりました。A4のチラシを折らずに入れる定形外郵便物(規格内)は、50g以内140円、100g以内180円、150g以内270円です。
A4のカタログや冊子のように重いものは、ゆうメールを使うと安くなることがあります。ゆうメールの基本運賃は、150gまで190円、250gまで230円、500gまで320円、1kgまで380円です(2025年11月1日の改定後)。出典は 日本郵便「手紙・はがきの料金」 と 日本郵便「ゆうメール」 です。
広告郵便物の割引は2,000通から
広告郵便物の割引は、差出人の商品・サービスの広告を、同じ内容で大量に出すときに使える割引です。1回に2,000通以上出すことが条件で、事前に郵便局の承認を受け、郵便番号ごとに区分して出します。送達に3日程度か7日程度の余裕を認めることも条件で、日本郵便が発行する郵便はがきは対象外です。5万通以上を地域区分局などに出すと、さらに割引が加わります。条件の詳細は 日本郵便「広告郵便物」 にあります。
| 1回に出す通数 | はがきの割引率 | 定形・定形外の割引率 |
|---|---|---|
| 2,000通以上 | 8% | 12% |
| 3,000通以上 | 11% | 15% |
| 5,000通以上 | 14% | 18% |
| 7,500通以上 | 15% | 19% |
| 1万通以上 | 17% | 21% |
| 1.5万通以上 | 18% | 22% |
| 2万通以上 | 19% | 23% |
| 3万通以上 | 20% | 24% |
3万通より上にも、5万通以上(はがき21%・定形25%)、10万通以上(23%・27%)と段が続きます。1回ごとの通数ではなく、1か月に1万通以上を出す場合の月間割引(料金後納に限る)もあります。
はがきの郵便料金に割引率を掛けると、下のグラフのようになります。2,000通から1通あたりの郵便料金が下がり、3万通では68円になります。
割引の条件は「同じ内容のものを1回に2,000通以上」なので、数百通では自社で送っても代行に頼んでも割引の対象になりません。2,000通以上なら、代行会社が承認の手続きと区分の作業を引き受けて、割引の条件を満たす形で差し出してくれます。なお、請求書や挨拶状は広告郵便物になりません。広告ではない郵便物には、郵便番号ごとに区分すると2,000通から3%〜安くなる区分郵便物の割引があります。
ゆうメールでは信書を送れない
ゆうメールや民間のメール便は、カタログや冊子を安く送れる一方で、信書を送れません。信書とは、特定の受取人に向けて差出人の意思を伝える文書です。総務省の指針では、差出人が受取人を選んで購入などを勧めるDMは、一般に信書に当たるとされています。とくに、文書に個々の受取人が書かれているDMや、取引の関係があることを示す文言が書かれたDMは信書に当たるとされています。宛名ごとに「○○様」と本文に差し込んだDMは、信書として扱うのが安全です。
宛名ごとに名前を差し込んだ挨拶文や、取引のある相手だけに送る案内は、はがきか封書(郵便)で送ります。迷うときは 総務省「信書のガイドライン」 で確かめ、代行会社にも事前に原稿を見てもらいましょう。
件数による費用の違いと料金表での計算例
はがきDMの総額は「1通あたりの料金×通数」で見積もれます。Urizoの料金表で計算すると、300通なら約3.7万円、5,000通なら約47.7万円で、1通あたりは121.9円から95.4円まで下がります。 件数を決めるときは、総額と1通あたりの両方を見ます。
下の表は、 UrizoのDM発送代行の料金表 (はがき・通常コース、2026年11月4日に確認)の単価を通数に掛けた概算です。料金表に税込・税抜の表示がないため、最終の金額は見積もりで確かめてください。
| 通数 | 1通あたり | 総額(概算) | 参考:郵便料金だけの場合 |
|---|---|---|---|
| 300通 | 121.9円 | 約3.7万円 | 85円×300通=2.55万円 |
| 1,000通 | 113.2円 | 約11.3万円 | 85円×1,000通=8.5万円 |
| 2,000通 | 103.3円 | 約20.7万円 | 78.2円×2,000通=約15.6万円 |
| 5,000通 | 95.4円 | 約47.7万円 | 73.1円×5,000通=約36.6万円 |
| 1万通 | 91.2円 | 約91.2万円 | 約70.6円×1万通=約70.6万円 |
右の列は、同じ通数を広告郵便の割引どおりに出したときの郵便料金だけの額です(Urizoの料金の内訳ではありません)。300通では郵便料金のほかに1通あたり30円台の費用がかかり、件数が増えるとその差が20円台まで縮まります。
反応率から逆算して通数を決めるなら、 DMの反応率の平均と効果測定のやり方 の計算例が使えます。たとえば受注1件の粗利が25万円なら、総額が約20.7万円の2,000通は、1件の受注で費用を回収できます。
自社発送と代行の費用の分かれ目
はがきDMで比べると、下の仮定では、1,000通前後までは自社で送ったほうが安く、2,000通以上では代行のほうが安くなります。分かれ目は、自社の作業時間を何円と見るかと、郵便料金の割引を使えるかで決まります。 自社の作業時間を何円と見るかで、分かれ目は前後します。
自社で送る場合の1通あたりの費用は、郵便はがき代85円(郵便料金込み)に、インク・用紙代と作業時間を足して考えます。インク・用紙代を1通10円、宛名の印刷から投函までを1通36秒、作業する人の時給を1,500円と仮定すると、作業の費用は1通15円で、合計は1通110円です。
件数によって、安いほうが入れ替わります。300通なら自社が約3.3万円、代行が約3.7万円で、自社のほうが約3,600円安く済みます。2,000通では自社が22万円、代行が約20.7万円で、代行のほうが安くなります。2,000通を自社で送ると作業は20時間で、その間ほかの仕事が止まる点も考えに入れます。
- 送るのが数十〜数百通で、1回だけ
- 手書きの一言や、相手ごとに違う資料を同封したい
- 既存の顧客への挨拶状など、宛名ごとに文面を変える
- 1回に2,000通以上を送る
- 毎月・毎季など、同じ形式で何度も送る
- 社内に印刷・封入の時間を取れる人がいない
自社でも2,000通以上を出せば広告郵便の割引は使えます。ただし日本郵便が発行する郵便はがきは対象外なので、私製はがきに料金別納などの表示を刷って出します。上の仮定に割引後の郵便料金78.2円と私製はがきの用紙代(1通3円と仮定)を当てはめると、2,000通で約21.2万円となり、代行(約20.7万円)とほぼ同じ額です。さらに郵便局の承認を受け、郵便番号ごとに区分して結束する作業が増えます。また、事務所のプリンターで刷ったはがきと、代行会社が厚手の紙にカラーで刷ったはがきでは、仕上がりが違う点も比べる材料になります。この作業まで社内で抱えるかどうかも、比べる材料になります。
DM発送代行の費用を抑えるコツ
DM発送代行のコストは、件数をまとめる、軽い形態を選ぶ、届かない宛先を除く、納期に余裕を持つ、の4つで抑えられます。どれも、1通の単価より総額を下げる工夫です。 業者の料金相場を比較する前に、自社で変えられる条件から見直します。
| コツ | 下がる費用 | 例 |
|---|---|---|
| 2,000通以上にまとめる | 郵便料金 | 月に1,000通ずつ2回送る代わりに、2,000通を1回で送ると広告郵便の割引が使える |
| はがきや定形封書に収める | 郵便料金・封入費 | A4のチラシ2枚を封書で送るより、要点をはがきにまとめると1通あたり数十円下がる |
| 届かない宛先と重複を除く | すべて | 移転・廃業した会社や、同じ会社の重複を除けば、その分の印刷と郵便料金がかからない |
| 納期に余裕を持つ | 特急料金 | 最短で翌営業日に発送するスピードコースは、通常コースより1通あたりの単価が高い |
宛先を除く作業は、費用だけでなく反応率にも効きます。前回のDMで「あて所に尋ねあたりません」などの理由で戻ってきた宛先は、次の回のリストから外しておきます。デザインの作成を頼むと別料金になることが多いので、テンプレートを使って自社で原稿を作れば、その分を抑えられます。
DM発送代行の選び方と見積もりで確かめる7つの点
DM発送代行は、単価の安さだけでなく、単価に含まれる範囲、最低ロット、納期、宛名データの扱いを、同じ条件の見積もりで比べて選びます。表示の単価が安くても、追加料金で総額が逆転することがあるためです。 見積もりを取るときは、次の7つを確かめます。
- 単価に郵便料金・印刷代・宛名印字・封入が含まれるか(含まない項目が1つあるだけで総額が変わる)
- 税込か税抜か(郵便料金は税込、作業費は税抜で書く会社もある)
- 最低ロットと、端数の扱い(コースによって最低ロットが違うこともある)
- 投函までの日数と、特急の料金(Urizoのはがきは翌営業日・3営業日・6〜7営業日の3コース)
- 入稿の形式(PDFのみか、デザインを頼めるか)と、データ不備のときの扱い
- 宛名データの受け渡し方法と、発送後に削除する時期(個人情報を含むリストの管理)
- 配送の方法(郵便か、ゆうメールか、民間の配送か)と、信書を送れるか
配送の方法は見落としやすい点です。民間の配送サービスを使う安いプランは、信書を送れず、配達の地域が限られることがあります。宛名に担当者名を入れた案内を送るなら、郵便で出すプランかを確かめましょう。
代行会社の実績や事例を見るときは、自社と同じ形態・同じくらいの件数を扱っているかを確かめます。条件が合わない会社を早めに外せるよう、見積もりの依頼文に件数・形態・希望の投函日を書いておきます。
DM発送代行への依頼の流れ(5つのステップ)
DM発送代行への依頼は、件数を決めるところから反応を記録するまで、5つのステップで進みます。データが確定してから投函までは、はがきで1〜7営業日程度が目安です。 各ステップで確かめることを図にまとめました。
ステップ1. 件数・形態・納期を決める
最初に、送る通数、はがき・A4厚紙・封書のどれで送るか、いつまでに届けたいかを決めます。通数は、宛名リストの件数と予算から決めます。2,000通以上かどうかで郵便料金の割引が変わります。1,800通の予定なら、2,000通に増やしても総額はあまり変わらず、200通多く送れることがあります。
形態は、伝えたい情報の量で選びます。告知や来場の案内など一言で伝わる内容ははがき、写真や仕様を見せたいならA4厚紙、申込書や資料を同封するなら封書です。封書は封入の作業がある分、納期も長くなります。Urizoの場合、データ確定から投函までは、はがきの通常コースが6〜7営業日、封書が8〜9営業日です。
ステップ2. 見積もりを総額で比べる
2〜3社に、同じ通数・形態・投函日で見積もりを頼みます。比べるのは、郵便料金と税を含めた総額です。「選び方」の節で挙げた7つの点を見積もりの依頼文に書いておくと、各社の回答の書き方がそろいます。
見積もりの段階で、試しに送る通数を決めておくのも1つの方法です。初めて送る相手なら、まず1,000〜2,000通で反応を確かめ、反応がよい業種や地域に絞って次の回を増やします。最初から全件に送ると、文面やリストの失敗に気づいたときの損が大きくなります。
ステップ3. 印刷データと宛名データを入稿する
印刷データはPDF、宛名データはエクセルで渡すのが一般的です。宛名データは、郵便番号・住所・会社名(または名前)の列に分け、不要な列や非表示の行は消してから渡します。郵便番号が空欄の行や7桁でない行は、代行会社によって差し戻されるか、住所から補われます。入稿の前に埋めておけば、確認のやり取りが減ります。
文字化けにも注意します。機種依存文字や外字は「?」に置き換わって印字されることがあり、文字化けをチェックの対象外として、そのまま印字する代行会社もあります(Urizoもこの扱いです)。入稿の前に、エクセルで数件を印刷して、住所と会社名が正しく出るかを自分の目で確かめておくと安心です。
ステップ4. 印刷・宛名印字・差出し
データが確定したら、代行会社が印刷、宛名印字、封入、郵便局への差出しまでを進めます。データ確定のあとに文面や宛名を差し替えると、追加料金がかかったり、投函日が延びたりします。確定の連絡をする前に、社内で原稿の最終確認を済ませておきましょう。
Urizoの案内では、広告郵便やゆうメールは届くまで2〜5日程度かかります。キャンペーンの開始日や締め切りに合わせて届けたいなら、投函日から数日の余裕を見て日程を組みます。投函が終わると、多くの代行会社が完了の報告をメールで送ってくれます。
ステップ5. 届いた日と反応を記録する
宛名データに自社や社員の住所を1件混ぜておくと、実際に届いた日が分かります。届いた日から問い合わせや注文の件数を数え、通数で割って反応率を出します。費用を反応件数で割れば、反応1件あたりの費用(CPR)も分かります。
記録は、業種・地域・形態ごとに分けて残します。反応率の計算と効果測定の手順は DMの反応率の平均と効果測定のやり方 で、開封されたかどうかの目安は DMの開封率の平均と計算方法 で解説しています。次の回の件数と送り先は、この記録をもとに決めます。
宛名リストに必要な項目と集め方
宛名リストは、郵便番号・住所・会社名の3つがそろっていれば発送できます。企業リストを使うなら、郵便番号の空欄を先に埋めておきます。担当者名まで分かる企業は多くないため、宛名は会社名と部署名が中心になります。 自社の顧客や名刺の情報に加えて、新しい送り先を探すなら企業リストを使います。
Urizoが収集した企業データ(2026年11月時点、複数のサイトの情報を1社にまとめた後の割合。Urizoで収集した企業の中での目安)では、住所はほぼすべての企業で分かります。一方、郵便番号が入っているのは約7割、代表者名は約1割、担当者名は1割未満でした。郵便番号が空欄の企業は、住所から郵便番号を補ってから入稿します。日本郵便の 郵便番号データ を使えば、住所と照合して埋められます。
担当者名が分からない企業には、「ご担当者様」や「○○部 御中」で送ります。部署名と役職で宛名を工夫する方法や、封筒に書く文言の例は 封筒に「必ずご確認ください」は書いていい?DMの文言例 にまとめています。リスト全体の作り方は 営業リストの作り方 を参考にしてください。
DMを送る前に気をつけたいこと
DMを送る前には、宛名リストの出どころ、送付を断られた相手の記録、文面の表現の3つを確かめます。代行会社は印刷と発送を引き受けますが、誰に何を送るかの責任は依頼した側にあります。
- 出どころの分からないリストを使う: 個人の名前や自宅の住所が混ざると、個人情報の取り扱いを問われる
- 送付を断られた相手を記録しない: 次の回に同じ相手へ送り、苦情や取引の印象の悪化につながる
- 封筒やはがきに誤解を招く文言を書く: 「重要」「必ず開封」などを広告に使うと、開封されても信頼を失う
代行会社によっては、送り先からの苦情には依頼した側で対応する決まりになっています。送付を断られたら、すぐに宛名リストから外し、断られた日を記録しておきましょう。会社の名称・所在地・代表電話番号は個人情報に当たりませんが、個人事業主の屋号と住所や、担当者の氏名を含めるなら、 個人情報保護委員会のガイドライン(通則編) で取り扱いを確かめます。
よくある質問
DM発送代行の最低ロット、費用に郵便料金が含まれるか、郵便料金の割引を自社で使えるか、届くまでの日数についてまとめました。
DM発送代行は何通から頼めますか?
会社やコースによって違います。Urizoの場合、はがき・A4厚紙DMはスピードコースなら100通から、通常コースは料金表がはがき300通・A4厚紙1,000通から、封書も料金表は1,000通からで、最低ロットを超えれば1通単位で受け付けています。数十通なら、自社で送ったほうが安く、早く済みます。
DM発送代行の費用に郵便料金は含まれますか?
含まれる会社と、別に請求する会社があります。郵便料金は税込、代行会社の料金表は税抜のことが多いので、税をそろえて比べます。単価が割引後の郵便料金(はがき2,000通で税込78.2円、税抜で約71.1円)を下回るなら、郵便料金を含まない単価か、郵便ではない配送の料金の可能性が高いので、見積もりで総額を確かめましょう。
広告郵便の割引は自社でも使えますか?
使えます。同じ内容の広告を1回に2,000通以上出し、事前に郵便局の承認を受け、郵便番号ごとに区分して差し出せば割引になります。日本郵便が発行する郵便はがきは対象外なので私製はがきを使い、料金別納・料金後納・料金計器別納のどれかで払う必要があります。区分と結束の作業も自社で行います。
投函してから何日で届きますか?
Urizoの案内では、通常の郵便で1〜3日程度、広告郵便やゆうメールでは2〜5日程度です。日本郵便の広告郵便物の割引は、送達日数に3日程度か7日程度を加えて届けることを承諾するのが条件です(7日程度を選ぶと割引率が上がるのは、5万通以上の特別割引のとき)。届けたい日が決まっているなら、代行会社に投函日と割引の種類を確かめておきます。
まとめ
DM発送代行の費用は郵便料金と作業費の合計で、郵便料金込みの料金表の例(Urizo)では、通常の納期のはがきで1通86〜122円ほどです。その大半は郵便料金です。2,000通以上なら広告郵便の割引で1通あたりが下がり、多くの場合は代行のほうが安く済みます。 数百通を1回だけ送るなら、自社で印刷して送ったほうが安いこともあります。見積もりは、郵便料金・税・追加料金を含めた総額で比べましょう。
送る前には、宛名リストの郵便番号を埋め、送付を断られた相手を外しておきます。送ったあとは届いた日と反応の件数を記録し、次の回の件数と送り先を決めます。DMの効果の測り方は DMの反応率の平均と効果測定のやり方 を参考にしてください。DMの印刷から発送までをまとめて任せたい方は、UrizoのDM発送代行の料金表で件数ごとの単価を確かめてみてください。