郵送DMのメリットとは
郵送DMは、ダイレクトメール(DM)の中で最も知られている配信方法です。FAXやメールなど、DMの配信に有効な手段はさまざまありますが、郵送DMには郵送ならではの特徴や活用方法があります。そんな郵送DMのメリットを中心に解説していきます。
郵送DMを配信するメリット
郵送DMには、
・高い到達率
・情報量が多い
・顧客ごとに内容を変えられる
・デザインなど個性を出せる
以上のようなメリットがあります。
郵送DMを活用するなら、これらのメリットを最大限に生かして配信するのがおすすめです。
確実に届く
郵送DMは、配信先へ確実に届けられます。たとえば、手軽で迅速に配信できるメールの場合、配信先の設定次第では受信が拒否されてしまいメールボックスにすら届かないこともあります。
その点、郵送なら直接相手の住所に届きますので、確実性の高い配信方法を模索するなら郵送DMが最も効率的です。
たくさんの情報を詰め込める
郵送DMは、メールやFAXで配信する方法に比べてより多くの情報を詰め込めます。
メールでは、あまりに長い文章では飽きられてしまいますし、FAXでは何枚もの用紙を使って配信すると嫌がられてしまう可能性が高いです。しかし、郵送DMなら封書にして送付することも可能なため、必要な情報ごとに用紙を分けて一度に配信できます。
郵送DM:必要な情報を好きなだけ詰め込める
メール:スクロールしなければ読み切れないほど長い内容は敬遠されがち
FAX:配信先でもインクや用紙を消費するため、何枚もFAXを送ると嫌がられる
ターゲットごとに内容を変えられる
メールやFAXでDMを配信する際は、効率を考えて一斉送信するのが鉄則です。しかし、一斉送信では顧客ごとに内容を変えることが難しく、個々に合った情報を提供しにくいデメリットがあります。
郵送DMなら、サービス内容やキャンペーンなど配信先の特性に合わせた内容で使い分けができるため、タイムリーな情報を提供できます。
個性的なDMを配信できる
郵送DMは、メールやFAXと比べて個性を生かした配信が可能です。デザインやカラーにこだわって作成できるので、顧客の目に留まりやすく、開封率を高めることにつながります。
メールでデザインにこだわっても、そもそも相手にクリックされなければ意味がありませんし、HTMLメールで配信しても相手先のメールボックスでうまく表示されないケースも少なくありません。また、FAXのDMは白黒でしか配信できないため個性を出すという点では論外です。
プライバシーに配慮できる
郵送DMは、圧着ハガキや封書を用いることで顧客のプライバシーに配慮できます。中身が丸見えになることを防げるため、プライバシー保護の観点では非常に有効です。
郵送DMの注意点とデメリット
メールやFAXで配信する方法と比べてメリットの多い郵送DMですが、いくつか注意しなければならない点もあります。
配信先の住所を入手する必要がある
郵送DMは、そもそも相手の住所がわからなければ配信できません。そのため、既存顧客に対するマーケティングとしては有効ですが、新規顧客の獲得にあまり向いていない手法です。
読まれずに破棄されてしまうこともある
届いた郵便物にDMが含まれていた場合、読まずに破棄してしまったという経験を持っている方も少なくないでしょう。
郵送DMは確実にターゲットへと届くのが最大のメリットですが、その反面、相手に興味を持たせられなければ簡単に捨てられてしまうリスクもあります。
時間とコストがかかる
郵送DMは、ハガキや封筒の準備や印刷などが必要なため、メールやFAXよりも手間とコストがかかり、スピーディに情報を届けるにはやや不向きなのがデメリットです。
せっかく手間暇かけても読まれない可能性があるため、コスパ的に大きな期待をもつことができません。
読みにくくなる可能性がある
多くの情報をターゲットに伝えることのできる点が郵送DMの強みですが、あまりにも情報を詰め込みすぎるあまり、ごちゃごちゃとした見た目になってしまうこともあります。
伝えたい情報が多いならハガキではなく封書にし、テーマごとの用紙にまとめるなど見やすさを考慮した工夫も必要です。
郵送DMを配信する際のポイント
郵送でDMを配信する場合は、上述したデメリットを踏まえた上で、どれだけ開封率をアップできるかをポイントとして押さえておくことが重要です。
個性的なデザインで惹きつける
郵送DMでの開封率を上げるには、デザインやカラーリングなどにこだわることが大切です。まずはターゲットに開封してもらうことが第一関門となりますので、個性的で目を引くデザインであることに重きを置いて工夫してみるのが理想です。
特別感を与える
DMでただ魅力を伝えるだけでなく、商品やサービスを購入してくれた人にプレゼントを用意するとか、割引で購入や体験ができるなど、優待や特典を用意しておくのもいいでしょう。
商品やサービスの魅力を書いてあるだけのDMでは読み手が飽きてしまう恐れもあります。読み手に特別感を提供することで、開封率アップが期待できます。
住所収集のサービスを活用する
BtoBで郵送DMを配信するなら、住所収集のサービスを利用するのも便利です。自社で配信先の住所を収集するのは相当な時間と労力がかかります。しかし、住所収集サービスを利用することで郵送DMに費やす無駄をスリム化することも可能になります。
郵送DMの代行サービスを利用する
また、郵送DMそのものを代行してくれるサービスを活用する方法もあります。原稿さえ用意すれば配信先のリスト作成から発送まで代行してくれるため、業務の効率化対策にも有効です。