FAXDMの効果が高い曜日・時間帯とは?反応率が高まるタイミングを解説
FAXDMの反応率は、送信するタイミングによって変動することが知られています。どのような時期・曜日・時間帯にFAXDMを送信するべきか、迷っている方は多いのではないでしょうか。
今回は、FAXDMの反応率が高いとされる一般的な時期・曜日・時間帯とあわせて、実際の調査結果を元にFAXDMに適した曜日・時間帯について解説します。FAXDM施策の計画を立てる際のヒントにしてください。
一般的にFAXDMの反応率が高いとされる時期・曜日・時間帯
はじめに、FAXDMの反応率が高いとされる一般的な時期・曜日・時間帯を紹介します。実際には取り扱う商材や業界などによって結果が異なるケースは多々あるものの、まずは一般的な傾向を把握しておくことが重要です。
FAXDMの効果が高いとされる時期
FAXDMの効果が高い時期は、商材の特性や送信先企業の事情を踏まえて総合的に判断する必要があります。業界特有の商戦期や繁忙状況などを元に、商材の需要が高まる時期を狙うのが得策です。
一般的な傾向として、DM以外のFAXが数多くやり取りされる時期は避けたほうが無難でしょう。他のFAXに埋もれてしまい、FAXDMを手に取ってもらえない・見てもらえない確率が高いからです。具体的には、月末や月初は避けて送信することをおすすめします。
FAXDMの効果が高いとされる曜日
曜日に関しては、週初め(月・火曜)や週の終わり(金曜)はFAXDMの反応率が高くなりやすい傾向があります。休日の間に届いていたFAXや、その週に届いたFAXをまとめて確認する可能性が高いからです。
業界によってはウィークデーが休日の企業が多く見られたり、土日が営業日とされていたりするケースも想定されます。FAXDMを送る側の都合で曜日を決めるのではなく、あくまでも受け取る側の視点で送信するタイミングを決定することが重要です。
FAXDMの効果が高いとされる時間帯
FAXDMを送信する時間帯も、反応率に大きく影響するポイントの1つです。一般的には始業前後・昼休み前後の時間帯に送信されたFAXDMは手に取ってもらいやすい傾向があります。具体的には午前7〜8時台や午前11〜午後0時台などに送信するのがよいでしょう。いずれも届いているFAXをまとめて確認する可能性が高い時間帯だからです。
業界や企業にもよりますが、業務が立て込んでいる時間帯や会議などが実施される可能性が高い時間帯に送られたFAXDMは、他のFAXに埋もれてしまうリスクが高まります。受信する企業がどのような状況にあるのかをイメージし、送信時間帯を決定することが大切です。
実際の調査結果から読み解くFAXDMに適した曜日
ここからは、FAXDMの反響を得やすい条件について調査した結果を踏まえつつ、効果の高いFAXDMの送信曜日・時間帯について解説していきます。参考にした調査は下記のとおりです。
【調査概要】
・調査を実施した企業:株式会社ネクスウェイ
・調査目的:反響が出やすいFAXDMの条件調査
・調査期間:2024年1月9日〜2月2日
・調査対象:2023年4月以降、1回以上FAX配信(業務連絡などを除く)に携わった経験がある方
・調査方法:メールによるアンケート収集
・回答数:全体回答数136、有効回答数129
反応率が高いのは週明け(月火)と週終わり(金)
FAXDMへの反響の有無を曜日別に見た場合、下記の結果が得られました。
曜日 | 反響あり | 反響なし |
---|---|---|
月曜日 | 31.4% | 27.6% |
火曜日 | 18.6% | 10.3% |
水曜日 | 17.4% | 24.1% |
木曜日 | 12.8% | 34.5% |
金曜日 | 17.4% | 3.4% |
土曜日 | 1.2% | 0% |
日曜日 | 1.2% | 0% |
出典:株式会社ネクスウェイ Webセミナー資料「FAXDM企画担当130人に聞いた!成果の出るFAXDMの条件とは?リサーチ結果を公開」
「反響あり」の割合が高く、かつ「反響なし」の割合が低い曜日は月・火・金であることがわかります。
週明け・週終わりの反応率が高い主な理由
週明けは休日に届いたFAXをまとめて確認するケースが多く、金曜にはその週に届いたFAXを取りまとめるケースが多いと考えられます。つまり、業務関連のFAXを確認する頻度が高まる曜日と、FAXDMの反応率が高いタイミングは一致していると捉えてよいでしょう。土日が休日とは限らない業界においては、「休日明け・休日前」がFAXDMを送信するタイミングとして適していると読み替えてください。
実際の調査結果から読み解くFAXDMに適した時間帯
同調査結果では、FAXDMの反響有無について時間帯別に分けたデータも示されています。実際の調査結果を確認していきましょう。
反応率が高い時間帯は始業前と昼休憩前後
時間帯ごとの反響あり・なしの割合は下表のとおりです。
時間帯 | 反響あり | 反響なし |
---|---|---|
午前8時以前 | 15.1% | 6.9% |
午前9時〜 | 15.1% | 17.2% |
午前10時〜 | 17.4% | 20.7% |
午前11時〜 | 15.1% | 13.8% |
午後0時〜 | 10.5% | 6.9% |
午後1時〜 | 7.0% | 6.9% |
午後2時〜 | 4.7% | 10.3% |
午後3時〜 | 3.5% | 6.9% |
午後4時〜 | 2.3% | 6.9% |
午後5時〜 | 3.5% | 0% |
午後6時〜 | 4.7% | 0% |
午後7時以降 | 1.2% | 3.4% |
出典:株式会社ネクスウェイ Webセミナー資料「FAXDM企画担当130人に聞いた!成果の出るFAXDMの条件とは?リサーチ結果を公開」
「反響あり」の割合が高く、「反響なし」の割合が比較的低いのは午前8時以前・午前11時台・午後0時台であることがわかります。
始業前と昼休憩前後の反応率が高い主な理由
午前8時以前の時間帯に受信したFAXは、始業前にまとめて確認される可能性が高いと考えられます。また、午前11時〜午後0時に届いたFAXについては、昼休み明けに確認するケースが多いでしょう。
前掲の調査結果から、時間帯によってFAXDMの反応率に大きく差が開いていることが確認できます。FAXDM施策の計画を立てる際には、送信先の状況を踏まえて送信時間帯を決定することが重要です。必要に応じてA/Bテストを実施するなど、検証を繰り返しながら反応率の高い時間帯を見極めましょう。
まとめ
FAXDMの反応率は、送信する曜日・時間帯によって大きく異なるケースが少なくありません。今回紹介した調査結果は業界や職種を限定したものではないため、実際にはターゲットとする業界や企業ごとの事情を踏まえて最適なタイミングを見極める必要があります。効果の高いFAXDMのノウハウを確立する一助として、本記事をぜひ役立ててください。