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メール(メルマガ)開封率の平均とは?測定方法や開封率を上げるコツを紹介

メール(メルマガ)開封率の平均とは?測定方法や開封率を上げるコツを紹介

メール(メルマガ)を活用したマーケティング施策を通じて、どの程度の成果が得られるのか気になっていませんか?メールマーケティングの成果を高めるには「効果測定」と「施策の改善」のPDCAを回していく必要があります。

今回は、開封率をはじめとするメールマーケティングの効果測定のやり方や、具体的な計算方法について解説します。開封率を上げるポイントにも触れていますので、ぜひ参考にしてください。

メール(メルマガ)の開封率とは、配信したメールをどれだけのユーザーが実際に開封したのかを表す指標です。配信したメールが開封されていなければ、届けたい情報を見てもらうことはできません。したがって、開封率はメールマーケティングで成果を挙げるための重要な指標とされています。

メール開封率の平均値や計算方法、開封率を測定する仕組みについて押さえておきましょう。

Benchmark Emailユーザーを対象に実施した調査によれば、日本国内におけるメールの平均開封率は37.42%です。他国と比べると日本のメール開封率は最も高いことから、国内向けのマーケティング施策としてメール配信は有効な手法といえます。

一方で、メールの送り方や内容によっては平均的な開封率を下回ることもあり得ます。メールマーケティングが成果につながっていないと感じる場合には、まず開封率の実態を調査した上で、必要に応じて改善を図っていくことが大切です。

メールの開封率は、次の計算式を用いて算出します。

開封率(%)=(開封数÷メール到達数)×100

たとえば、メール到達数が1,000件に対して開封数が300件であれば、開封率は(300÷1,000)×100=30%です。

上記の計算方法から分かる通り、メールの開封率を算出するには次の2点を把握する必要があります。

・送信したメールのうち、何通が到達したか(=エラーが検出されなかったのは何件か)
・そのうち何通のメールが開封されたか

つまり、開封率を把握するには配信したメールの開封状況を確認するための仕組みが必要になるのです。

配信したメールが開封されたかどうかを検出するには「画像」を用います。受取手の端末上で画像が表示されると、画像に埋め込まれた測定用パラメーターが検出されるという仕組みです。

画像を埋め込むには、メールをHTML形式で作成する必要があります。また、メールの受取手がHTML形式のメールを受信・開封できることが開封率を測定するための条件です。相手先がHTML形式のメール開封を拒否している場合や、画像を読み込まない設定にしている場合には、開封数としてカウントされない点に注意してください。

メール(メルマガ)の効果測定に用いられるKPI

メール(メルマガ)の効果測定には、開封率以外にもさまざまな指標が用いられます。メールマーケティングのKPIとしてよく用いられる指標は次の通りです。

到達率は送信成功率とも呼ばれ、エラーが検出されることなく正常に届いたメールの割合を表す指標です。受取手の端末や組織におけるセキュリティ設定によっては、一斉送信された疑いのあるメールの受信を拒否しているケースがあります。また、送信先のメールアドレスが誤っていればメールの送り先が見つからないため不達となるはずです。

メール配信システムの多くは、送信したメールのエラー検知機能を備えています。送信したメールの件数に対してエラーが検出されなかったメールの件数の割合を算出すれば、到達率を把握できるのです。

開封率は、正常に届いたメールのうち何%が開封されたかを表す指標です。メールに記載された情報を読んでもらうには、そもそもメールを開封してもらう必要があります。送信したメールがどの程度見られているかを測る指標として、開封率は重視されているのです。

開封率が低下する原因はいくつか考えられます。受取手がメールの件名に興味を引かれなかった、重要度の高いメールとして認識されていない、迷惑メールフォルダに振り分けられてしまった、などが想定される主な原因です。

クリック率とは、メール内に記載されたURLをユーザーがクリックした割合を表す指標です。メールマーケティング施策では、メール内にLPや申し込みフォームなどの外部リンクを設置するケースが少なくありません。メール内のURLをクリックしたユーザーは、メール本文を読んでいると判断できます。

開封率が平均値以上に達していても、クリック率が低ければ成果は期待できません。クリック率は、メールの内容にユーザーがどの程度引きつけられたかを把握するための指標ともいえるのです。

コンバージョン率とは、購入や資料請求といったメールの目的を達成した割合を示す指標です。コンバージョン率の向上は、メールマーケティング施策の最終的な目標といえるでしょう。

コンバージョン率を高めるには、到達率・開封率・クリック率をそれぞれ向上させていく必要があります。中でも開封率はコンバージョンを達成するためのスタート地点にあたるため、まずは開封率の向上を図ることが重要なポイントとなるのです。

メール(メルマガ)の開封率を上げるために、押さえておきたいポイントを紹介します。次に挙げる5点を押さえて、メールマーケティングの効果を高めましょう。

メールの開封率を大きく左右する要素の1つが「件名」です。重要な情報かどうか、目を通しておくべき内容かどうかを受取手が判断する際に、まず件名を確認するケースは少なくありません。件名を考える際には、次の条件を満たしているか必ず確認してください。

重要な情報が冒頭付近に書かれているか

メールボックスに表示される件名は、文字数が限られています。件名の後半部分は省略して表示されることも多いため、重要な情報は冒頭付近で伝えることが大切です。

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文字数は絞られているか

件名は長くなりすぎないよう、20字前後に収めましょう。件名では要点を伝え、詳細はメール本文に記載するのがポイントです。

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緊急性・重要性が感じられるか

今すぐに確認しておくべきメールと認識してもらえるよう、緊急性・重要性を打ち出しましょう。具体的な期限や数量を記載することが大切です。

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プリヘッダーとは、メールボックスの受信一覧に件名とあわせて表示される概要文のことです。HTMLメールでは、件名だけでなくプリヘッダーを設定できます。

プリヘッダーに訴求ポイントをまとめておくことで、件名だけでは伝え切れなかったメールの具体的な内容を伝えられます。続きを読みたい・詳細を確認したいと感じてもらい、メールを開くアクションにつなげることが大切です。

ただし、メーラーの設定によってはプリヘッダーが表示されない場合もあります。とくに重要度の高い情報は件名に記載し、件名を補足する文章をプリヘッダーに記載するとよいでしょう。

メールの差出人名を具体的に表示することで、開封すべきメールと認知されやすくなります。企業名や担当者名、サービス名などが明示されるように設定し、「誰から」届いたメールなのかが分かるようにしましょう。

差出人名が未設定のままメールを配信すると、差出人名にメールアドレスが表示される場合があります。受取手は日々数多くの業務連絡や顧客・取引先から届くメールを受け取っているため、差出人が不明のメールは確認を後回しにしがちです。テスト配信の際には、メールボックス上でどのように表示されるのか確認しておくことをおすすめします。

メールは24時間いつでも送信できるものの、開封されやすい曜日・時間帯があることは押さえておく必要があります。BtoB向けとBtoC向けでは開封されやすいタイミングに違いがあるため、ターゲットに合わせて配信する曜日・時間帯を決めましょう。

BtoB商材の場合、始業直後や昼休憩後の時間帯に届いたメールは読まれやすい傾向があります。月曜日や月末月初はメールのやり取りが増加しやすく、他のメールに埋もれやすいため避けたほうが無難です。

BtoC商材であれば、通勤時間帯や昼休憩中の時間帯が開封されやすい時間帯といえるでしょう。土日祝などプライベートの時間を確保しやすい曜日を狙うのも1つの方法です。

受取手のニーズと合致しているメールほど、開封される確率は高まります。ニーズがあると思われる層に配信できるよう、ターゲットを絞り込んだ配信リストを用意することが大切です。正確なメールアドレスや属性が記載された、精度の高いリストを整備する必要があるでしょう。

ターゲットが適切に絞り込まれたリストを用意するには、リスト作成「Urizo(ウリゾウ)」の活用をおすすめします。Urizoは30以上のサイトから企業情報を自動で収集できるツールです。Webサイトのクローリングと目視によるチェックにより、鮮度・精度の高い情報を収集できます。全国560万件以上の新鮮な企業情報を取得できるUrizoを、ぜひメール配信リストの作成にご活用ください。

メール開封率を測定する方法は、大きく分けて2通りあります。画像が埋め込まれたHTMLメールであれば、どちらの方法でも開封率の測定が可能です。活用しているツールに応じて、自社に適した測定方法を検討してください。

アクセス解析ツールGoogle AnalyticsはWebサイト等の解析だけでなく、メール開封率を測定することもできます。imageタグにパラメーターを設定することで、メール内に埋め込んだ画像の表示がイベントとして認識されるのです。

Google Analyticsのレポート画面で行動>イベントを選択すると、メールの合計イベントが表示されます。イベント数が開封数を表しているため、メール到達数に対する開封数の割合を求めることで開封率の算出が可能です。

大半のメール配信システムには、開封率などの各指標を測定する機能が備わっています。imageタグの挿入や開封数の集計も自動で行われるため、開封率を手軽に知りたい場合に便利な方法です。

送信成功数の把握やクリック率、コンバージョン率などの計測もあわせて行いたい場合には、メール配信システムの活用をおすすめします。設定・運用を手軽に行える分、メールマーケティング施策の改善に注力しやすくなるでしょう。

メールの開封率は、メールマーケティングの効果を高める上で必ず確認しておきたい指標の1つです。開封率を測定する仕組みや計算方法、開封率を向上させるコツを把握して、効果的なメールマーケティングを実現しましょう。

開封率を高めるには、配信先のターゲティングも重要な要素の1つです。精度の高いリストを効率よく作成したい事業者様には、71万件分のメールアドレスを収集可能な Urizo(ウリゾウ) の活用をおすすめします。業種や地域で絞り込んだリストをごく短時間で作成できるため、メールの配信内容を検討する時間を確保しやすくなるでしょう。1,600件分のリストは無料で収集できますので、メールの開封率を向上させたい事業者様はぜひUrizoをお試しください。

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