FAXDMの原稿の作り方|FAXチラシと印刷チラシの違いとテンプレート
FAXDMの原稿は、A4・白黒1枚に「宛名・キャッチコピー・本文・オファー・申込欄・送信者情報・配信停止欄」の7つを入れて作ります。 印刷チラシと違い、原稿は相手のFAX機で白黒の粗い画像に変わって届きます。写真や細い文字、色分けに頼った表現は伝わりません。
FAXDMの原稿を作ろうとして、印刷用のチラシをそのまま送ってよいのか迷っていませんか?この記事では、FAXチラシと印刷チラシの違い、原稿に入れる要素、レター型とチラシ型の選び方、そのまま使える構成テンプレートを、2026年11月時点の情報で紹介します。見た目の雰囲気(テイスト)やフォントの選び方は「 FAXDMのデザイン・レイアウト 」で詳しく扱っています。
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FAXDMの原稿と印刷チラシの違い
一番の違いは、相手の手元でどう印刷されるかを送る側が決められないことです。印刷チラシは刷り上がった紙が届きますが、FAXDMは相手のFAX機で白黒の粗い画像に変わり、相手の紙とトナーで出力されます。 そのため、印刷チラシでよく使う写真・色分け・細かい文字は、FAXではつぶれたり見分けられなくなったりします。
ポスティングや新聞折込のチラシとFAXDMの原稿の違いを、作るときに影響する項目ごとにまとめると次のとおりです。
| 項目 | FAXDMの原稿(FAXチラシ) | 印刷チラシ(ポスティング・折込) |
|---|---|---|
| 色 | 多くは白と黒の2値で届き、色の違いは伝わらない(カラーFAXは送る側と受ける側の両方が対応している場合だけ) | カラーで刷れる |
| 細かさ | 標準モードで約200×100dpi。写真や細い線はつぶれる | 印刷用の画像は350〜400ppiが目安 |
| 紙とインク | 受け取る側が負担する | 送る側が負担する |
| 最初に見る人 | 法人の受付・事務の担当者が多い | 家庭や店舗に届き、受け取った本人が見ることが多い |
| 反応の受け方 | 原稿の申込欄に書いてFAXで返信、電話、QRコード | 来店、電話、Webサイト |
| 直しやすさ | データを直せば次の配信から変えられる | 刷り直しが必要 |
表の印刷の目安は、ネット印刷のラクスルの入稿ガイド「 画像の解像度 」(2026年11月に確認)によるものです。印刷チラシを作り慣れている方ほど、FAX用に作り直す手間を省いてそのまま送りがちです。届いたときの見え方を思い浮かべながら、最初からFAX用に作ってください。
写真や細い文字がつぶれる理由
FAXの解像度は、エプソンの複合機ET-4750の例で、標準モードが横8ドット/mm・縦3.85本/mm(約200×100dpi)、ファインモードが縦7.7本/mm(約200×200dpi)です( 同機種のFAX仕様書(英語) で2026年11月に確認)。約400dpiの超高精細モードを持つ機種もありますが、相手の機械が対応していなければ標準かファインで届きます。印刷用の画像(350〜400ppi)と比べると、かなり粗い画像です。
しかも1つ1つの点は白か黒のどちらかになるため、写真のような濃淡はまだら模様に、グレーの文字は薄くかすれて届きます。送る側が細かいモードを選んでも、相手の機械が対応していなければ粗いモードに切り替わります。色をつけた原稿が白黒でどう見えるか、カラーの資料をどう送るかは「 FAXはカラーで送れる?白黒で見やすく送るコツ 」で詳しく説明しています。
最初に読むのは決裁者とは限らない
法人宛てのFAXは、多くの場合、受付や事務の担当者が最初に手に取り、誰に回すか、捨てるかをその場で決めます。原稿の一番上に「〇〇業の経営者様へ」「総務ご担当者様へ」と宛先を書くのは、この仕分けで迷わせないためです。
担当者の名前を宛名に入れられる相手は多くありません。Urizoが収集した企業データ(2026年11月時点)では、代表者名が入っているのは約1割、担当者名が入っているのは約6%でした。ほとんどの原稿は、個人名ではなく役職や部署で宛名を書くことになります。誰の手を通って決裁者に届くかは「 FAXDMの反応率の目安と反響を増やすコツ 」の図も参考にしてください。
FAXDMの原稿に入れる7つの要素
FAXDMの原稿には、宛名・キャッチコピー・本文・オファー・申込欄・送信者情報・配信停止欄の7つを入れます。上から順に並べれば、レター型でもチラシ型でも使える骨組みになります。 下の図は、A4縦1枚にこの7つを置いたときの配置の例です。目立たせるのはキャッチコピー・オファー・申込欄の3つで、送信者情報と配信停止欄は小さくても省きません。
| 要素 | 書くこと | よくある失敗 |
|---|---|---|
| ① 宛名・用件 | 「〇〇業の経営者様へ」「〇〇ご担当者様へ」 | 宛先がなく、誰に回すか分からない |
| ② キャッチコピー | 誰に・何の得があるかを1〜2行で | 社名や商品名だけで、読む理由がない |
| ③ 本文 | 相手の悩み、解決策、根拠(数字・事例) | 自社の紹介から始まる |
| ④ オファー | 無料の資料・サンプル・診断と、期限 | 「お問い合わせください」だけ |
| ⑤ 申込欄 | チェック欄、会社名・氏名・電話の記入欄、返信先FAX番号 | 記入欄が狭く、返信先の番号が小さい |
| ⑥ 送信者情報 | 会社名・住所・電話番号・担当者名 | 会社名しかなく、不審に思われる |
| ⑦ 配信停止欄 | 「□FAX停止希望」と、停止の連絡先 | 欄がなく、停止の電話が鳴り続ける |
宛名とキャッチコピーで「自分宛て」と思わせる
受け取った人は、FAXを読むかどうかをひと目で判断することが多いものです。宛名で「自分の会社に関係がある」と分かり、キャッチコピーで「読むと得をする」と分かれば、本文まで読んでもらえます。キャッチコピーは「誰に」「何が」「どうなる」を1〜2行に入れ、原稿の中で一番大きな文字にします。
たとえば「業務効率化のご提案」より「従業員10名以下の工務店様へ。見積書の作成時間を半分にする方法」のほうが、受付の担当者も回す先をすぐ決められます。キャッチコピーの考え方と例文は「 キャッチコピーの作り方 」にまとめています。
オファーで「今、返信する理由」を作る
オファーとは、返信してくれた相手に渡すものです。無料の資料、サンプル、無料診断、お試し価格などがあたります。商品の良さを読んで興味を持っても、返信する理由がなければ、原稿は机に置かれたまま忘れられます。
オファーには期限を添えます。期限がないと、返信は「あとで」と後回しにされがちです。「〇月〇日までにご返信の方に」のように日付で書き、「今だけ」のようなあいまいな言い方は避けてください。原稿を差し替えずに何度も送る場合は、期限の日付を毎回書き換えます。
申込欄は記入の手間を減らす
FAXDMの強みは、受け取ったその紙に書いて、そのままFAXで返せることです。申込欄には「□資料を希望する □訪問・説明を希望する」のようなチェック欄を作り、相手が書くのは会社名・お名前・電話番号程度に抑えます。返信先のFAX番号は太く大きく書いてください。
電話での問い合わせも受けるなら、受付時間と電話番号を並べて書きます。Webのフォームに誘導する場合は、URLを手で打ってもらうのは手間なので、大きめのQRコードを添えます。QRコードは細かい模様がつぶれやすいので、必ずテスト送信で読み取れるか確かめます。返信の受け方は「 FAXDMの問い合わせを増やす受付方法 」も参考になります。
送信者情報と配信停止欄は必ず入れる
誰が送ったか分からないFAXは、不審に思われて捨てられます。会社名・住所・電話番号・担当者名を原稿の下部に書きましょう。UrizoのFAXDM配信代行がまとめた原稿の手引き「 クレームを減らす原稿作成のコツ 」でも、会社名・住所・担当者の3つを入れることを勧めています。
あわせて「今後このようなFAXが不要な方は、チェックの上ご返信ください □FAX停止希望(FAX番号: )」のような配信停止欄を入れます。停止欄がないと停止の連絡がすべて電話で来て、業務の妨げになります。法人向けのFAXDMの多くは特定商取引法のFAX広告規制の対象外ですが、個人に通信販売の広告を送る場合は規制の対象です。詳しくは「 FAXDMとは|メリット・デメリットと費用、始め方の4ステップ 」の法律の節を確かめてください。
レター型とチラシ型の使い分け
価格や品目、線画で示せる形でひと目で伝わる商材ならチラシ型、説明を読んでもらう必要がある商材ならレター型を選びます。迷ったら、まず1回3,000件程度で試し、反応を見て型を決めてください。 レター型は文章が中心で、ビジネス文書に近い体裁のFAXDMです。チラシ型は見出しと箇条書き、線画などで、ひと目で内容が伝わるように組むFAXDMです。
- 広告に見えにくく、読んでもらいやすい
- 単価が高い商材、新しいサービス、セミナーの案内に向く
- 文章で読ませるので、書く力が問われる
- 何の案内か数秒で伝わる
- 期間限定の価格、品ぞろえ、料金表の案内に向く
- 広告色が強いと読まずに捨てられやすい
チラシ型でも、カラー写真が売りの商品はFAXでは良さが伝わりません。色や質感が決め手になる商品は、FAXDMでは「サンプル・カタログを無料でお送りします」というオファーに絞り、写真は資料のほうで見せる方法もあります。
レター型の原稿の書き方
レター型は、ビジネス文書の形を借りて「冒頭の3行で用件」「数字で根拠」「最後に申し込み方法」の順に書きます。挨拶文は短くし、本文はA4の半分ほどに収めます。 文字だけで読ませるので、1文を短くし、段落ごとに小見出しや太字で区切ると読み進めてもらえます。
冒頭の3行で用件を伝える
レター型の原稿でも、「拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」から始めると、相手は用件にたどり着く前に読むのをやめてしまいます。宛名の次にキャッチコピーを置き、その下の2〜3行で「誰の、どんな悩みを、何で解決するか」を言い切ってください。
横書きの文書は左上から右へ読み進められ、最初の数行で読み続けるかが決まりがちです。冒頭で用件が分かれば、受付の方もどの部署に回せばよいか迷いません。
実績や根拠は数字で示す
FAXDMは、相手にとって取引のない会社から突然届く文書です。「高品質」「コストパフォーマンスに優れた」と書いても、根拠がなければ信じてもらえません。導入した会社の数、削減できた時間や費用、対応地域など、確かめられる数字で書きます。
コストパフォーマンスに優れたサービスで、多くのお客様にご好評いただいています。
導入した工務店様では、見積書1件あたりの作成時間が平均40分から20分になりました(2025年の導入先への聞き取り)。
実際の原稿では、自社で確かめた数字を使い、いつ・誰を対象にした数字かを添えてください。根拠を示せない数字や「No.1」などの表示は書かないでください。一般消費者向けの商品の広告なら、景品表示法の不当表示に当たるおそれもあります。
レター型の構成テンプレート
次の表は、レター型の原稿を上から順に組むときのテンプレートです。〇〇を自社の内容に置き換えて使ってください。
| 欄 | 文例 |
|---|---|
| 宛名 | 〇〇業の経営者様・〇〇ご担当者様へ |
| キャッチコピー | 〇〇の手間を、月〇時間減らす方法のご案内 |
| 導入(2〜3行) | 突然のFAXで失礼いたします。〇〇でお困りの〇〇業の皆様に、〇〇をご紹介いたします。 |
| 悩み | 「〇〇に時間がかかる」「〇〇の担当者が足りない」といったお悩みはありませんか。 |
| 解決策と根拠 | 〇〇なら、〇〇を自動で行えます。導入先〇〇社で、〇〇が平均〇割減りました。 |
| オファー | 〇月〇日までにご返信の方に、〇〇の事例集を無料でお送りします。 |
| 申込欄 | □事例集を希望する □説明を聞きたい/貴社名・お名前・お電話番号 |
| 送信者情報 | 株式会社〇〇 〒〇〇〇-〇〇〇〇 住所 TEL 〇〇 担当 〇〇 |
| 配信停止欄 | 今後このようなFAXが不要な方は、チェックの上ご返信ください □FAX停止希望(FAX番号: ) |
チラシ型の原稿の組み方
チラシ型は、紙面を見出し・内容・申込の3ブロックに分け、印刷チラシより要素を減らして組みます。線画や図は1〜2点までにし、余白を広めに取ります。 印刷チラシの構成を下敷きにして、白黒で読めない要素から削っていきます。
見出し・内容・申込の3ブロックに分ける
紙面の上3分の1を見出し(宛名とキャッチコピー)、中央を内容(商品の特徴・価格・料金表)、下を申込(オファー・申込欄・送信者情報・配信停止欄)に分けます。横書きの紙面は、左上から右下へZの字を描くように読まれるといわれます。見出しを左上に、申込欄を右下に置くと、視線の動きと読む順番が合います。
色の代わりに使えるのは、文字の大きさの差、太さ、黒い枠線、白黒反転の見出し帯です。グラデーションや影の効果は、FAXでは汚れのように届くので使いません。グレーを使うなら、強調したい枠の薄いグレー1色の背景にとどめ、グレーの上に文字を重ねないようにします。薄いグレーは白に寄って消えることもあるので、黒い枠線と組み合わせてください。フォントの種類や雰囲気ごとのレイアウト例は「 FAXDMのデザイン・レイアウト 」を見てください。
広告色を強く出しすぎない
目立たせようとして紙面を大きな文字と「!」で埋めると、ひと目で広告だと判断され、読まれずに捨てられます。黒く塗りつぶした面が広い原稿は相手のトナーを多く使い、苦情の原因にもなります。
相手に役立つ情報を1つ入れると、広告色を抑えられます。たとえば「〇年〇月から〇〇の制度が変わります」のように相手の業務に関わる話題を見出しに置き、その対策として商品を紹介する形です。法令や制度の話題を使うときは、必ず一次情報で日付と内容を確かめてください。
チラシ型の構成テンプレート
チラシ型の原稿は、次の3ブロックに要素を割り振ります。〇〇を自社の内容に置き換えて使ってください。
| ブロック | 入れるもの | 文例 |
|---|---|---|
| 見出し(上3分の1) | 宛名、キャッチコピー、期限 | 〇〇業の皆様へ/〇月末まで、〇〇の点検を半額で承ります |
| 内容(中央) | 特徴3つまで、価格・料金表、線画1〜2点 | 点検は1時間で完了/部品代込みで〇〇円/〇〇市内は出張費無料 |
| 申込(下) | 申込欄、返信先FAX番号、電話、送信者情報、配信停止欄 | □点検を申し込む(ご希望日: 月 日) 返信FAX 〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇 |
FAXDMの原稿を作る5つのステップ
FAXDMの原稿は、次の5つのステップで作ります。送る相手としてほしい行動を決めてから書き始め、最後は自社のFAXへのテスト送信で仕上がりを確かめます。 いきなりレイアウトから始めると、誰に何をしてほしいのかがぼやけた原稿になります。
ステップ1.送る相手と、してほしい行動を1つ決める
最初に「どの業種・地域・規模の会社の、誰に送るか」と「受け取った人に何をしてほしいか」を決めます。してほしい行動は、資料請求、訪問の予約、セミナーの申し込みなどから1つに絞ります。複数の行動を同じ重さで並べると、相手はどれも選びません。
- 送る相手:業種・地域・従業員数・受け取る役職(例:〇〇市の従業員30名以下の工務店の経営者)
- してほしい行動:1つだけ(例:無料の事例集を請求してもらう)
- 予備の行動:迷っている人向けに1つまで(例:電話での問い合わせ)
送る相手が決まったら、その条件でFAX番号がどれくらい集まるかも先に見ておきます。原稿を作り込んでも、送れる相手が少なければ反応は増えません。
Urizoは、公開されている企業情報から、業種・地域を指定して会社名・FAX番号・電話番号・住所などを集めるツールです。原稿に合わせて相手を決めたら、その条件でリストを作れます。
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- FAX番号を載せていない企業は収集できない
社内でFAXを一斉送信する仕組みがない場合は、FAXDM配信代行を使う方法もあります。リストの用意、原稿の添削・作成、配信をまとめて依頼できます。
- 1通5円〜で、送信件数に応じて単価が変わる
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ステップ2.型とオファーを決める
「レター型とチラシ型の使い分け」の判断図に沿って、型を決めます。次に、ステップ1で決めた行動の後押しになるオファーを選びます。資料請求なら事例集やチェックリスト、訪問の予約なら無料診断、セミナーなら参加特典が合います。
オファーは、相手が受け取って困らないものにします。高額な景品や、受け取った後にしつこく営業されそうなものは、かえって返信をためらわせます。期限は、送信日から2〜3週間後の日付にします。どちらのオファーがよいか決めきれないときは、まず一方で3,000件程度を試します。2つの原稿の反応を比べて決めるのに必要な件数は、反応率の差によって大きく変わります。詳しくは「 FAXDMの効果検証に必要な配信件数 」を参考にしてください。
ステップ3.テンプレートに下書きを入れる
レター型・チラシ型の構成テンプレートの表に沿って、各欄の文章を下書きします。WordやPowerPointで組む前に文章だけを書くと、言いたいことを詰め込みすぎていないかが分かります。
下書きができたら、キャッチコピーだけを読んで「誰に、何の得があるか」が分かるかを確かめます。分からなければ、本文より先にキャッチコピーを直します。本文は、相手の悩み→解決策→根拠の順で、自社の紹介は最後に短く入れます。最後に、社内でこの商材を知らない人に読んでもらい、30秒で用件が分かるかを聞くと、書き手が気づかない分かりにくさが見つかります。
ステップ4.FAX向けのデータに仕上げる
下書きをWord・PowerPoint・Excelなどで紙面に組み、PDFにします。その際は、白黒の粗い画像で届くことを考えて、次の点を守ります。数値は、UrizoのFAXDM配信代行が原稿の手引きで勧めている基準です。
- 用紙はA4(210×297mm)に設定する
- 文字は10ポイント以上。細い明朝体より、線の太さがそろったゴシック体
- 色は白と黒が基本。グラデーション・影の効果・グレーの文字は使わない(グレーは薄い1色の背景まで)
- 写真や画像は1〜2枚まで。できれば線画にする
- 上下左右に2〜3cmの余白を取る(受信日時の印字と重ならないように)
白抜きの文字(黒い帯に白い文字)は、線が細くなってかすれやすいので、見出しの帯など大きな文字だけに使ってください。
ステップ5.自社のFAXにテスト送信して確かめる
できたPDFを、自社や知り合いのFAX機に実際に送り、出てきた紙で確かめます。画面で見る原稿と、FAXで届く紙はまったく違います。小さな文字が読めるか、QRコードが読み取れるか、黒い面がまだらになっていないか、申込欄に手で書き込めるかを見ます。
できれば標準モードでも送ってみてください。相手の機械によっては標準モードで届くので、標準モードで読めない文字は大きくします。問題がなければ、いきなり全件に送らず、まず3,000件程度で試して反応を見ます。何件送れば原稿の良し悪しを判断できるかは「 FAXDMの効果検証に必要な配信件数 」で説明しています。
送る前の原稿チェックリスト
送る前には、届いたときの見え方・中身・法律とマナーの3つの面から原稿を見直します。見落としがあると、読まれずに捨てられたり、苦情を招いたりします。 次のリストを印刷して、テスト送信で出てきた紙と見比べながら確かめてください。
- 宛名で、誰に回せばよいかが分かる
- キャッチコピーだけで、誰に何の得があるかが分かる
- してほしい行動が1つに絞られている
- オファーと期限が書いてあり、期限の日付が今回の配信に合っている
- 根拠の数字に、いつ・誰を対象にしたものかが書いてある
- 申込欄に書き込む余白があり、返信先のFAX番号が大きい
- 会社名・住所・電話番号・担当者名が入っている
- 配信停止欄と停止の連絡先が入っている
- 10ポイント未満の文字、グレーの文字やグラデーション、写真の多用がない
- テスト送信した紙で、すべての文字とQRコードが読める
原稿の作成を頼むとよい場合
原稿は自社で作れますが、書く時間がない場合や、反応が出ずに作り直したい場合は、配信会社に作成を頼む方法もあります。Urizoの集計(FAXDM配信代行への依頼、2018〜2026年)では、原稿作成の要否に回答があった依頼のうち、約35%は原稿作成もあわせた依頼でした。
Urizoの FAXDM配信代行 では、原稿の誤字脱字の確認は無料です。1から原稿を作る「原稿作成代行」は33,000円(初回は22,000円。2026年11月時点)です。自作する場合も、1回目の配信の反応を見てから、キャッチコピーとオファーを入れ替えた2つ目の原稿を作ると、次の配信で比べられます。
よくある質問
FAXDMの原稿のサイズ、カラーや写真の扱い、作るソフト、テンプレートの入手先についてよく聞かれる質問にお答えします。 原稿の作り直しや配信前の確認に使ってください。
FAXDMの原稿のサイズは?
A4が基本です。B4やA3で作ると、相手の機械でA4に縮小されて文字が小さくなったり、端が切れたりすることがあります。UrizoのFAXDM配信代行も、原稿はA4サイズのみの受け付けです。
カラーで作った原稿をそのまま送ってもいいですか?
おすすめしません。相手には白黒で届き、色で分けた文字や背景は見分けがつかなくなります。カラーの原稿しかない場合は、白黒に変換して読めるかを確かめてから送ってください。
写真は使えますか?
使えますが、1〜2枚までにしてください。写真は濃淡が点の粗い模様になり、相手のトナーも多く使います。商品の形を見せたいときは、写真より線画のほうがはっきり届きます。
原稿は何のソフトで作ればいいですか?
Word・PowerPoint・Excelのどれでも作れます。文章が中心のレター型はWord、図や枠を配置するチラシ型はPowerPointが組みやすいでしょう。仕上げたらPDFにしておくと、配信会社に渡すときや送信するときにレイアウトが崩れません。
FAXDMのテンプレートはどこで手に入りますか?
FAXDMの配信会社が、業種・目的別の原稿テンプレートを無料で配布していることがあります。この記事で紹介したレター型・チラシ型の構成テンプレートも、そのまま下書きに使えます。テンプレートを使う場合も、宛名・キャッチコピー・オファーは自社の相手に合わせて書き換えてください。
まとめ
FAXDMの原稿は、相手に白黒の粗い画像で届くことを前提に、A4の1枚に7つの要素を入れて作ります。印刷チラシをそのまま送らず、テスト送信で届いた紙を確かめてから配信してください。 型は、価格や品目がひと目で伝わる商材ならチラシ型、説明を読んでもらう商材ならレター型が基本です。
原稿ができたら、次は送り先のリストです。FAXDMの全体の流れは「 FAXDMとは|メリット・デメリットと費用、始め方の4ステップ 」、FAX番号の集め方は「 企業のFAX番号の調べ方 」もあわせてご覧ください。送り先のFAX番号リストを手早く用意したい方は、ぜひUrizoをご活用ください。
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